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2010年3月4~6日 上へ戻る
■羽山やよいのレポート
『私たちが行っている口腔ケア』
患者さんの“口腔をケア”する、それは患者さんのみならず、介護にかかわる周囲の人にも良い効果をもたらします。例えば食事は、患者さんにとっては、一日のうちで楽しみにしている時間です。しかし、食事を介助する側にとっては、時間がかかり、手間のかかることです。
“むせる・こぼす・飲み込みが悪い”という現象が少しでも改善されれば、食事の時間が変わります。
身体のリハビリは回復期を過ぎると、効果が表れにくいようですが、口腔のリハビリは年数が経ってから始めても、必ず効果が表れるのを私たちは目の当たりにしてきました。
当院では、歯科衛生士が中心となり、往診チーム全体として、摂食嚥下トレーニングに取り組んでおります。今回は、実際に現場で歯科衛生士が取り組んでいることと、携わる際に大切にしていることを、お伝えできたらと思います。
また、プラークコントロールを含む、従来の口腔ケアはもちろんのこと、当院ではエイジングや服薬によって生じるドライマウスにも、アプローチしています。唾液が減少し、口腔内が乾燥することで、話しづらかったり、義歯による歯肉の傷がつきやすくなったり、食事が召し上がりにくくなる方も大勢いらっしゃいます。こうした現象を緩和するために行っていることも、紹介させて頂きます。
2009年11月9日(日) 上へ戻る
『自臭症60例の治療経験』
1)筒井歯科(大阪市中央区)
2)医療法人 活生会 筒井歯科医院
3)医療法人 ほんだ歯科
○辻本佳那子1)、筒井隆史1)、羽山やよい2)、筒井豊2)、本田俊一3)
【緒言】
我々は一定の治療マニュアルに基づき、一般歯科的病変、他科的病変のない自臭症患者43例の治療法の概要と治療成績とを、口鼻臭臨床研究会 第2回学術集会(名古屋)で報告した。今回は、自臭症患者について、その後の追加症例(17例)を加えた自臭症患者60例の本法の治療成績と興味ある分析結果を得たので、それらについて報告する。
【方法】
生活調査票、問診表等の事前調査から不安感覚の分析および望診、尿検査、口腔内診査(舌診等)、唾液検査、口臭の原因となる各種のガスの検査を評価して口腔生理機能を調べ、官能的口臭測定等のデータを基に診断チャートを作成し、可能性ある不安原因因子を列挙して自覚的口臭との間で考えられる相関を患者に示しながら3回のカウンセリングおよび指導を行った。不安感覚の改善と口腔生理機能の向上となるセルフコントロールに努めた。合わせて臭気抑制としてはプロフレッシュCLを、粘膜改善にエクセレントシリーズを使用した。
【評価法】
患者の不安が消えて定期管理に同意できた時を終了(解決)とした。
①一回で自臭症が解決 ②二回で自臭症が解決 ③三回で自臭症が解決 ④中断
【結果】
①33例、②18例、③6例、④3例であった。
【考察・結論】
以上の結果から、本法は自臭症患者に対する非常に有効な治療法と考えられる。
治療法として、
1.不安を誘発する、口腔内の乾燥感・口中の不快症状と自覚的臭気の軽減
2.生理的口臭のコントロール
3.精神不安から来る口中の不快の防止と、緊張時口臭のコントロール
4.生理的口臭を引き起こしやすい原因因子の除去
5.各種口臭軽減・消臭処置,等を行うことが重要である。
従来、心因的とされた自臭症患者への治療も、不安となる口腔内感覚、特に乾燥感の除去、不安となる口腔内環境をコントロール(phコントロール等)していく事で解決が出来ると思われる。尚、口臭のない口腔内環境を整える本法は、う蝕・歯周病の究極の予防法になる得ると考えている。
2009年7月11日(土) 上へ戻る
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