顎関節症

顎関節症

顎関節症とは?

顎関節症の病態の悪循環

顎関節症は噛むために必要なアゴの筋肉(咀嚼筋、特に外側翼突筋)に障害が起こる病気です。
アゴの筋肉に無理な力が加わったり、自律神経系のバランスが崩れ、筋肉が緊張状態になり、「こむら返り」の様な症状が起こります。
結果、「口が開けづらい」「関節が痛い」「口を開けると音が鳴る」などの症状が現れます。

顎関節症を放置したままにすると、肩こり、頭痛、めまいなど 全身へ影響が出てしまいます。症状が続くと自律神経系の不調がひどくなり、さらにそのことが「くいしばり」などを引き起こすことで症状が悪化するという悪循環が形成され、治らなくなってしまいます。

筒井歯科医院の治療

顎関節症の悪循環を断ち切る

当院の顎関節症治療は、顎関節症の病態の悪循環を断ち切ることにあります。
そのために最も効果的な、アゴの筋肉(咀嚼筋、特に外側翼突筋)の緊張を麻酔によって和らげる方法です。

麻酔のやり方は、虫歯の治療のときと同じような麻酔を口の中から行います。
当院の麻酔はほとんど無痛です。

特徴をまとめると、

◎即効性があり、確実な治療効果があります。
◎一過性の治療ではありません。
◎耳が詰まった感じ等、顎関節症に付随する症状も改善します。
◎患者様にとって心理的・身体的な負担がありません。

治療の流れ

初診

  1. カウンセリングにより、顎関節症が何故起きているかを確認します。
  2. レントゲン等の検査を行います。また、くいしばり・歯ぎしりから歯を守るマウスピース(スプリント)の型取りを行います。
  3. 筒井療法(アゴの筋肉への麻酔)のご説明をし、ご納得いただけた方にはその日のうちに麻酔を行います。痛みはすぐに消えます。(料金は片顎で¥10,000(税抜))
  4. 2回目来院時

  5. 2回目来院時にマウスピースを調整してお渡しします。
    患者様の回復に合わせて、2回〜5回ほど、1,2週間に1回来ていただいて経過を観察します。

書籍化されています

フローチャート式 歯科医のための痛みの診断・治療マニュアル

フローチャート式 歯科医のための痛みの診断・治療マニュアル【第1版第1刷 医歯薬出版株式会社 1999.P130】に当院(筒井豊)の治療法は筒井療法として紹介されています。

また、その他にも数多くの論文、学会発表を行なっています。

数多くの論文、学会発表

日本慢性疼痛学会誌に論文が掲載されています。


①筒井 豊
顎関節症治療における下顎孔伝達麻酔(閉口法)の有用性
日本慢性疼痛学会誌
Vol.14 No.1【P168-P173】1995年
②筒井 豊
咀嚼筋麻酔による顎関節症の病態診断とその治療
日本慢性疼痛学会誌
Vol.15 No.1【P64-P70】1996年
フローチャート式 歯科医のための痛みの診断・治療マニュアル

 

第13回 日本顎関節学会総会
【2000年6月 福岡】
当院(筒井 豊)は“咀嚼筋麻酔法による顎関節症および顎、顔面、頭部、頸部、咽頭部痛、嚥下痛、耳閉感、耳鳴りの診断と治療”などを発表し、本学会では4~5年にわたり計3回発表しています。
当院(筒井 豊)の顎関節症の治療法について
下記学会においても発表
日本口腔外科学会総会(3回)
日本歯科麻酔学会総会(8回)
日本歯科東洋医学会総会(2回)
日本慢性疼痛学会総会(2回)