
顎関節症は噛むために必要なアゴの筋肉(咀嚼筋、特に外側翼突筋)に障害が起こる病気です。
アゴの筋肉に無理な力が加わったり、自律神経系のバランスが崩れ、筋肉が緊張状態になり、「こむら返り」の様な症状が起こります。
結果、「口が開けづらい」「関節が痛い」「口を開けると音が鳴る」などの症状が現れます。
顎関節症を放置したままにすると、肩こり、頭痛、めまいなど 全身へ影響が出てしまいます。症状が続くと自律神経系の不調がひどくなり、さらにそのことが「くいしばり」などを引き起こすことで症状が悪化するという悪循環が形成され、治らなくなってしまいます。
当院の顎関節症治療は、顎関節症の病態の悪循環を断ち切ることにあります。
そのために最も効果的な、アゴの筋肉(咀嚼筋、特に外側翼突筋)の緊張を麻酔によって和らげる方法です。
麻酔のやり方は、虫歯の治療のときと同じような麻酔を口の中から行います。
当院の麻酔はほとんど無痛です。
特徴をまとめると、
◎即効性があり、確実な治療効果があります。
◎一過性の治療ではありません。
◎耳が詰まった感じ等、顎関節症に付随する症状も改善します。
◎患者様にとって心理的・身体的な負担がありません。
フローチャート式 歯科医のための痛みの診断・治療マニュアル【第1版第1刷 医歯薬出版株式会社 1999.P130】に当院(筒井豊)の治療法は筒井療法として紹介されています。
また、その他にも数多くの論文、学会発表を行なっています。
日本慢性疼痛学会誌に論文が掲載されています。
①筒井 豊 |
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顎関節症治療における下顎孔伝達麻酔(閉口法)の有用性 |
日本慢性疼痛学会誌 Vol.14 No.1【P168-P173】1995年 |
②筒井 豊 |
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咀嚼筋麻酔による顎関節症の病態診断とその治療 |
日本慢性疼痛学会誌 Vol.15 No.1【P64-P70】1996年 |
第13回 日本顎関節学会総会 【2000年6月 福岡】 |
当院(筒井 豊)は“咀嚼筋麻酔法による顎関節症および顎、顔面、頭部、頸部、咽頭部痛、嚥下痛、耳閉感、耳鳴りの診断と治療”などを発表し、本学会では4~5年にわたり計3回発表しています。 |
当院(筒井 豊)の顎関節症の治療法について 下記学会においても発表 |
日本口腔外科学会総会(3回) 日本歯科麻酔学会総会(8回) 日本歯科東洋医学会総会(2回) 日本慢性疼痛学会総会(2回) |